はっちのこと
きちんとこちらでもご報告をしなければと思いつつ
なかなかできず日が経ってしまいましたが
去る5月16日にはっちは旅立ってしまいました
14歳10ヶ月と9日でした
仮の誕生日ですが7月7日で15歳になるところでした
仮なのでもしかしたら15歳になっていたのかもなぁ
糖尿病を患ってはいたものの
毎日の注射も頑張っており元気にしていたのですが
去年の秋に一度低血糖の発作を起こしてしまい
それが体調を崩すきっかけになってしまったのかもしれません
(写真は5月7日に撮ったものです)
それでも本当に毎日元気に過ごしていて
年が明けてからも雪の中で元気にモデルさんをしてくれて
ももとふたりで雪解けを待っていたのにね
4月7日もものお誕生日に
私が焼いた もも と はっち のお皿と一緒に
なかなか上手にできたでしょ?
そんなくだらないことにも付き合ってくれていたのですが
普段あまり吐いたりしないはっちが
4月22日金曜日の夜 何度も嘔吐を繰り返してしまい
土日にそれぞれ半日入院をして様子を見てもらいました
病院で検査の結果膵炎を起こしており吐き気止めも打ってもらい
比較的落ち着いたので日曜日の夕方自宅に戻りました
内弁慶のはっちなので毎日病院に通うのも負担が大きかろうと
自宅点滴を始めました
元々あまり食べることに執着していない はっち
5月に入ってから食欲がないのか元気はあるのに食べない日が続き
糖尿なのでインスリンを打ちたいけど
食べなければインスリンも打てないので
とにかくなんでも良いから食べて欲しいと
あれこれ探し回りました
みんな大好きちゅ〜るも前は喜んで食べていたのに
全然ダメで本当に困り果てました
メルミルの介護食をなんとか少しだけ舐めてくれたので
インスリンの量を調整して打ったりしていたのですが
5月9日にはとうとう入院をしてしまいました
一時はかなり危険は低血糖の数値になったようですが
なんとか持ち直してくれて2日後の夕方には家に帰れました
それから毎朝病院に行って夕方まで点滴を頑張りました
5月16日の朝 家族みんなでお庭をお散歩しました
オットと相談をして朝病院の先生とも相談をして
この日は家で過ごすことを決めました
オットを仕事に送り出し今日は3人でゆっくり過ごします
はっちが暗いところに入りたがるけど
家にはBOX型の猫ベッドがなかったので
以前買ってから誰にも使われていなかったトイレが
ここに来て活躍の場を与えられました
中にふかふか毛布などをたくさん入れて
居心地の良い猫ベッドになりました
もも は はっち のそばに行こうとはしないけど
ずーっと隣のハンモックで寝ていました
もう自力ではあまり歩けないはっち
それでもモゾモゾと出ようとするので
手伝ったらトイレに行きたかったようで
出たところでおしっこをしました
ベッドの中でもしていいように
どこもかしこもシーツを敷いているけど
最後まで猫ベッドやカゴではしませんでした
えらいね はっち
昼間 外を見たそうにしていたので
窓辺のカゴに入れてあげたら
夕方までずっと外を眺めていました
風に揺れる庭のチューリップを見ているようでした
薄暗くなって来たので部屋の中のベッドに寝かせると
玄関の方へ首を伸ばしたので
オットを待っているのかなと思い
歩こうとするはっちのお腹を支えたけど
3歩も歩けずにへたり込んでしまいました
もうすぐ帰ってくるからねを声をかけ
はっちの様子を見ながら夕飯の準備を始めたところ
ちょっと目を離した時に ももが台所に駆け寄って来ました
はっちを見ると少しのけぞっているようで
慌てて抱き上げると目の焦点が合いません
低血糖の発作かもしれないと思い
準備していた砂糖水を含ませると目が合いました
よし大丈夫!と思った瞬間
はっちの身体がくにゃくにゃになって
私の腕からこぼれ落ちそうになりました
だめだめだめ!
何度も何度もお願いをしたけれど
聞いてはもらえませんでした…
はっち はっち はっち
もう診察時間は終わっていたのですが
どうしても腕に刺したままの点滴の針が気になって
病院に電話をしたら快く受けてくれました
先生達に「よく頑張ったね」と撫でてもらい
はっちは入院中もとても良い子でみんなのアイドルでしたよと
教えてもらいました
病院を出て 久しぶりに はっちとふたりだけのドライブをしました
まだ咲いていた桜並木を見ながら
オットを迎えに会社まで走っていると
目の前に大きな大きなはっち色のお月様がありました
あぁ はっち は月に飛んで行ったんだなぁ
そう思いました
オットがコンビニではっち色の花束をかき集めてくれました
翌日 私もはっち色のブーケを買って来ました
陶芸家でガーデナーでもあるなぎ先生が
お庭のクリスマスローズをたくさん持って来てくれました
我が家の庭の花をはっちに持たせようと思っていたのですが
はっちの好きなお庭はなるべくそのままにしておきなさいって…
しままゆさんが夕方お花とパンとコーヒーを持って来てくれました
何も食べていなかったのでコーヒーの香りにとても癒されました
18日にはっちを送ることになり
はっちの遺影を用意してくださいと言われました
よしきた!はっちの可愛い写真ならたくさんあるよ!
と思って探しだしたら
なんだか可笑しな写真ばっかりで…
最後まで笑わせてくれるはっちでした
はっちが最後に使っていたベッドやカゴはなかなか片付けられず
もも もしばらくこのハンモックで寝てばかりいました
気がつけば 四十九日も過ぎてお庭も花がたくさん咲いています
スモークツリーも満開で ももとはっちをモデルにして
写真を撮るのにちょうど良い台を春先に買ったばっかりだったのになぁ
はっちが亡くなってからお花をたくさんいただきました
はっちはずっとお花に囲まれています
私ははっちカラーのチョコレートを摘みながら
はっちの置物を撫でながら過ごしています
はっちは毛皮がすべすべのつるつるで
いつもいつまでも撫でていたかったのですが
撫ですぎるとガブリと噛まれていました
置物のはっちは毛並みは再現できていませんが
鼻先の手触りだけは はっちそのまんまなのです
へたっぴだけど作って良かった…
はっちがここにいない事実を
いまだに受け入れられませんが
はっちは本当に可愛い子でした
我が家にやって来たその日から
皆さんに可愛がっていただきました
本当にありがとうございました
はっち はっち はっち
私たちはみんなはっちが大好きだよ
うちに来てくれてありがとう
可愛いはっち
おやすみ またね